わたしたちについて

 私たちの研究室では、放射線の生物影響について、培養細胞やマウス個体を用いて、 細胞遺伝学的、および分子生物学的手法により研究しています。特に、最近精力的に取り組んでいるのが、 1)細胞や個体の世代を越えて伝搬する放射線影響の仕組みと、 2)幹細胞における放射線応答および非対称染色体分配の仕組みです。 詳しい研究内容については、「研究紹介」のページをご覧ください。 私達の取組みは、発がん、および老化の仕組み解明に向けた基礎的研究として、独創的、かつ先端的であると自負しています。

 「放射線」と聞くと、何となく怖そうだから苦手という人も多いことでしょう。 しかし、放射線についてちょっと興味を持つだけで、苦手意識はきっと払拭されます。 それどころか、放射線の生物に対する影響について、“未知なる現象”を見いだして刮目することでしょう。 そのような感動を、私達は若い仲間と分かち合いたいと考え、日々研究に励んでいます。

 私達は発がんや老化に関わる生命現象について、本当の仕組み(=真理)を解明したいと考えていますが、 真理が初めからそこに存在しているわけではありません。 何か得体の知れない新しい仕組みを見つけ、それを誰もが正しいと認めたとき、初めて真理になるのです。 そんな過程の喜びを私達と共有しませんか。

 私達の研究以外の各種セミナーや恒例行事などは、「教育」のページをご覧ください。 このウェブページが、私達の研究活動に興味を持って頂く機会になれば、望外の幸せです。


大阪府立大学 放射線生物学研究室
教授 児玉靖司

ニュース


日本放射線影響学会第64回大会(水戸市、2021年9月22日〜24日)にて「口頭発表演題優秀賞」を当研究室の学生3名が受賞しました。


河田 真唯子「DNA ligase Ⅳ 変異マウス胎児繊維芽細胞由来不死化細胞における放射線高感受性と染色体不安定性」


黒川 壱平「In vivo 照射されたマウス神経幹/前駆細胞におけるテロメア姉妹染色分体交換の誘導と6週間の持続」


北畠 涼「マウス胎児脳組織におけるX線誘発DNA2本鎖切断とcleaved caspase-3陽性細胞の解析」


日本放射線影響学会第63回大会(福島市、2020年10月15日〜16日)にて「最優秀演題発表賞」を当研究室の学生2名が受賞しました。


中村 月覇「異なる年齢間にX線被ばくしたマウス神経幹/前駆細胞に発生する染色体転座」


平戸 結佳子「DNA ligase Ⅳ変異マウスにおけるX線誘発DNA2本鎖切断修復動態の解析」


(株)河内ワインのワイナリーを見学しました。


【開催日】

 令和元年7月5日(金)


【見学場所】

 株式会社河内ワイン 

    (大阪府羽曳野市駒ヶ谷1027)


「大阪府立大学オープンキャンパス2018」に参加しました。


【開催日】

 平成30年8月3日(金)


【開催場所】

 大阪府立大学 

    (大阪府堺市中区学園町1−2)


詳細はこちら。


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更新情報

2019/5/23

研究および研究室紹介を一部編集しました。